2022-04-27
ウイルスメールにご注意ください
大学生活では授業のレポートや、コロナ対策のリモート授業など、PCを使う場面がたくさんあり、今や大学生活にPCは必須アイテムですね。皆さんがお使いのPCは、ウイルス対策をしていますか?
最近では「エモテット(Emotet)」というウイルスの感染被害が多発しています。
エモテットの感染原因や感染した場合の対処法をご紹介しますので、感染しないよう対策をしておきましょう!
【エモテットの感染経路】
エモテットは主にメール攻撃で感染します。メールの内容はとても巧妙にできており、過去にメールのやり取りをした相手からの返信になりすますケースが多く見られます。実在の相手の氏名、メールアドレス、メールの内容の一部が流用されてメール文が作られるため、その本人からの返信メールのように見えるという、ウイルスメールかどうかの判断が難しいものになっています。そして、このメールに添付されているExcelファイル・Wordファイル、URL等を開いてしまうとエモテットに感染してしまう、というケースがほとんどです。
【エモテットに感染した場合の被害内容】
・感染したパソコンの個人情報を盗まれる
・感染したパソコンのファイルが壊れる、Windowsが使えなくなる
・感染拡大の加害者になる
※感染して情報を盗まれると、自分のアドレスからウイルスメールが勝手に送られてしまうということがあります。
【エモテットの感染対策】
・身に覚えのないメールは開かない
・自分への返信に見えるメールでも、不自然な点があれば添付ファイルは開かない、メール本文のURLはクリックしない
・OSやアプリケーション、セキュリティソフトを常に最新の状態にする
・メールに添付されたファイルを開く際は、ダウンロードしてから開く
【感染したかも、と思ったら】
・感染の有無をチェックしましょう
間違って身に覚えのないメールを開いてしまった、ウイルスに感染してしまったかも…と思ったら、すぐに感染の有無をチェックしましょう。エモテット専用の感染確認ツール「エモチェック(EmoCheck)」が公開されており、これを使うと感染の有無やどの媒体のどこに潜伏しているかが確認できます。
・インターネット環境からの切り離し
エモチェックを使用した結果、感染が確認された場合は、PCをネットワークから遮断しましょう。そうすることで他の端末や自分以外への感染を防止することができます。
・応急処置を行ったら、速やかに通信業者へ連絡しましょう。
コロナ禍でPCを使う機会も増えているかと思いますが、PCがウイルスに感染しないよう十分に気を付けてくださいね。
※エモチェックの手順は警視庁サイバーセキュリティ対策本部が公開していますので、下記PDFよりご確認できます。